2017年3月5日日曜日

Print-056 サイアノタイププリントの調色の原理と伝統的手法について


2017/3/4に放送されたNHKのブラタモリにて大島紬の作り方が紹介されていたのですが、その染め方が興味深かったので忘備録として書いておこうと思います。

その作り方として、まず、シャリンバイという植物の煮出し汁を作り、次に、その煮汁に絹糸を浸し(テーチ木染め)、その後鉄分を含む泥で染める(泥染め)という工程を何十回も繰り返し、絹糸を黒に染めていくそうです。ここでのポイントは、シャリンバイの煮汁にはタンニン酸が含まれており、これが泥の中にある鉄と反応して色が付くわけです。これはこのブログで取り上げている調色の原理と同じわけで、なんと写真の誕生のはるか前から存在していたということで、私にとっては衝撃的でした。

シャリンバイの煮出し汁でサイアノタイプの調色を行ったら、どんな色になっていくのか、ちょっと興味がわいてきました。

そろそろ春到来、作品作りを再開してみようかな。


参考文献
ブラタモリ #66 奄美大島
"http://www.nhk.or.jp/buratamori/list/index-61-68.html"




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