2015年10月25日日曜日

Print-049 サイアノタイププリントと街並み

私は街並みの写真をサイアノタイプでプリントすることが好きです。なぜなのか理由を考えてみると、ウジェーヌ・アジェのパリの街並みやフェリーチェ・ベアトの幕末の街並みを見ていると、その時は今の街並みであっても、街並みはやがて変化していくことがよくわかります。同じ街を長年撮り続ければ、その変化が街の記録となり、変遷を終えるようになり、民族史となっていくのです。もちろんこれは街に限った話ではありませんが、撮影直後には全く評価されなかった写真が、長い年月の後に、、あらためて評価されてしまうことが多いかもしれません。



これは数年前にふらっと撮影した街並みの写真ですが、最近行ったら違うお店に変わっていました。せっかく面白い店だから撮影したのに、もうその場所は見つけられない。今日街を訪れた人は決して見ることができない光景です。やがてこれがなつかしさに変わり、それをサイアノタイプがさらに古めかしく感じさせる。なかなか素敵だと思いませんか?



参考Web
ウジェーヌ・アジェ
"https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A7"

フェリーチェ・ベアト
"https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BB%E3%83%99%E3%82%A2%E3%83%88"


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