荒井眞治さんがほうれんそうに含まれるシュウ酸で調色を行い、写真展を行ったとのWebがありました。Webを見る限りデジタルネガを使った手法をされています。プリントの色も青がしっかりと落ちて調色したって感じが見えてとても素敵です。早速ほうれんそうの煮汁を作って調色を試してみました。
市販のほうれんそうを近所のスーパーで購入。ちょっと高めな感じがしましたが・・・
早速ほうれんそうを煮ます。
だいぶ煮込んで、煮汁が出来てきました。
ほうれんそう(の煮汁)調色の例
Webでは漂白+紅茶+ほうれんそうというプロセスを踏んでいるようですが、今回はいきなりほうれんそうの煮汁を冷まして感光紙を洗ってみたところ、やや眠たい感じではありますが、ちょっとだけ緑っぽくなった感じがします。調色はやっぱり漂白がポイントなのでしょうか。
でも、荒井さんの写真展と生プリント見たかったな~。
もちろんほうれんそうはおいしくいただきました。
参考文献
荒井眞治写真展「ライブな日々」−サイアノ・紅茶・ほうれん草−
http://sawyer.nishiogi.biz/exhibition/898
追記
荒井さんに直接プリントを見せていただきました。感動しました。
どうもありがとうございました。
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本ブログは紫月燈明の独断により書かれています。あくまでも趣味の範囲でご利用ください。
お気づきの点、ご連絡いただければ幸いです。
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・本ブログを参考とした営利を目的とする行為(有料の写真教室、ワークショップ含む)は固くお断りします。
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2015年3月4日水曜日
2015年3月3日火曜日
Print-046 サイアノタイププリントの色を変えてみよう(7)
Print-045のリベンジでホワイトオークチップの煮汁を濃い目に作って試してみました。
まず、前回の煮出しの量です。
約20g程度のホワイトオークを煮出しました。
今回は、お茶パックにホワイトオークを25gずつ、計4パック入れて煮出しました。
水の量は適当です。雪平鍋は20cmです。
約30分煮出し、そのまま一晩放置しました。だいぶ濃くなってきました。
この煮汁を使って調色実施。
ホワイトオークチップ調色の例
前回の結果である右上の画に比べて、今回の結果である右下の画はだいぶ青が沈んできましたね。やっぱりPrint-045の実験ではタンニン酸が足りなかったようです。
Mrharさんのレシピでは150g~200gのオークチップを1リットルの水で煮ることになっています。今回の実験に比べてさらに濃いタンニン酸が必要なのかもしれません。
自宅で簡単にタンニン酸の量を測る方法があると便利なんですけどね。
参考文献
Peter Mrhar 「Cyanotype Historical and Alternative Photography」 2013
タンニン酸 Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3
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まず、前回の煮出しの量です。
約20g程度のホワイトオークを煮出しました。
今回は、お茶パックにホワイトオークを25gずつ、計4パック入れて煮出しました。
水の量は適当です。雪平鍋は20cmです。
約30分煮出し、そのまま一晩放置しました。だいぶ濃くなってきました。
この煮汁を使って調色実施。
ホワイトオークチップ調色の例
前回の結果である右上の画に比べて、今回の結果である右下の画はだいぶ青が沈んできましたね。やっぱりPrint-045の実験ではタンニン酸が足りなかったようです。
Mrharさんのレシピでは150g~200gのオークチップを1リットルの水で煮ることになっています。今回の実験に比べてさらに濃いタンニン酸が必要なのかもしれません。
自宅で簡単にタンニン酸の量を測る方法があると便利なんですけどね。
参考文献
Peter Mrhar 「Cyanotype Historical and Alternative Photography」 2013
タンニン酸 Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3
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2015年3月1日日曜日
Print-045 サイアノタイププリントの色を変えてみよう(6)
Mrharさんの本によると、「oak bark」で茶色の調色ができるとのことで、簡単に手に入るoakとはなんだろうと考えてみたら、スモークチップが思い浮かびましたので早速購入して試してみました。
まずは、ウイスキーオークチップをお茶パックに詰めて、鍋で沸騰させしばらく放置(1時間くらい?)、常温まで冷めた後に調色で使用してみました。
ウィスキーオークチップ(の煮汁)調色中
ウイスキーオークチップ(の煮汁)調色の例(完全乾燥後)
結果を楽しみにしていたのですが、思ったほど効果がでませんでした。
ちなみに、本来の使われ方で風味を出すウィスキーオークチップはものすごいウィスキーの臭いがします。ウイスキー好きな方はたまらないかもしれませんが、お酒嫌いな方やお子さんには全く持ってお勧めできません。
あまりの臭いに負け、代替品のホワイトオークチップを購入し再チャレンジ。
ホワイトオークもウィスキーオークチップと同様にお茶パックに詰められるだけ詰めて、そのまま鍋に入れて沸騰させしばらく放置(こちらも1時間くらい)、常温まで冷ました後に調色に使ってみました。
ホワイトオークチップ調色(の煮汁)の例
こちらも思ったような結果が得られませんでした。しかも、やや明るくなった程度で、ウイスキーオークチップに見られた調色の効果が全く見られません。
Mrharさんの本をよく読むと、レシピに「150g of oak bark」(本文中には200grams of oak barkとある)と「1 liter of water」と書いてあるので、お茶パック一つに入りきる分(計量したら約20g)ではタンニン酸が十分に出なかったのかもしれません。あわせて、ウィスキーの効果なのかタンニン酸が少なすぎたのか、この結果では切り分けが出来ません。むぅ、残念。
日をあらためて、たっぷりのホワイトオークチップで試してみたいと思います。
気が向けばウイスキー単体でも試してみようかな。。。
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参考文献
Peter Mrhar 「Cyanotype Historical and Alternative Photography」 2013
タンニン酸 Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3
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まずは、ウイスキーオークチップをお茶パックに詰めて、鍋で沸騰させしばらく放置(1時間くらい?)、常温まで冷めた後に調色で使用してみました。
ウィスキーオークチップ(の煮汁)調色中
ウイスキーオークチップ(の煮汁)調色の例(完全乾燥後)
結果を楽しみにしていたのですが、思ったほど効果がでませんでした。
ちなみに、本来の使われ方で風味を出すウィスキーオークチップはものすごいウィスキーの臭いがします。ウイスキー好きな方はたまらないかもしれませんが、お酒嫌いな方やお子さんには全く持ってお勧めできません。
あまりの臭いに負け、代替品のホワイトオークチップを購入し再チャレンジ。
ホワイトオークもウィスキーオークチップと同様にお茶パックに詰められるだけ詰めて、そのまま鍋に入れて沸騰させしばらく放置(こちらも1時間くらい)、常温まで冷ました後に調色に使ってみました。
ホワイトオークチップ調色(の煮汁)の例
こちらも思ったような結果が得られませんでした。しかも、やや明るくなった程度で、ウイスキーオークチップに見られた調色の効果が全く見られません。
Mrharさんの本をよく読むと、レシピに「150g of oak bark」(本文中には200grams of oak barkとある)と「1 liter of water」と書いてあるので、お茶パック一つに入りきる分(計量したら約20g)ではタンニン酸が十分に出なかったのかもしれません。あわせて、ウィスキーの効果なのかタンニン酸が少なすぎたのか、この結果では切り分けが出来ません。むぅ、残念。
日をあらためて、たっぷりのホワイトオークチップで試してみたいと思います。
気が向けばウイスキー単体でも試してみようかな。。。
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参考文献
Peter Mrhar 「Cyanotype Historical and Alternative Photography」 2013
タンニン酸 Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3
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・本ブログ情報の利用により発生したいかなる損害について、紫月燈明は一切責任を負いません。
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