2015年3月3日火曜日

Print-046 サイアノタイププリントの色を変えてみよう(7)

Print-045のリベンジでホワイトオークチップの煮汁を濃い目に作って試してみました。


まず、前回の煮出しの量です。
約20g程度のホワイトオークを煮出しました。



今回は、お茶パックにホワイトオークを25gずつ、計4パック入れて煮出しました。
水の量は適当です。雪平鍋は20cmです。


約30分煮出し、そのまま一晩放置しました。だいぶ濃くなってきました。
















この煮汁を使って調色実施。


ホワイトオークチップ調色の例















前回の結果である右上の画に比べて、今回の結果である右下の画はだいぶ青が沈んできましたね。やっぱりPrint-045の実験ではタンニン酸が足りなかったようです。

Mrharさんのレシピでは150g~200gのオークチップを1リットルの水で煮ることになっています。今回の実験に比べてさらに濃いタンニン酸が必要なのかもしれません。

自宅で簡単にタンニン酸の量を測る方法があると便利なんですけどね。



参考文献
Peter Mrhar 「Cyanotype Historical and Alternative Photography」 2013

タンニン酸 Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3


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