水洗後に乾燥させますが、大きく分けて二つの方法があります。
ひとつめは自然乾燥です。基本的には風通しの良いとことで放置となるわけですが、放置させる前にある程度の水を切っておく必要があります。折れ目のない古新聞で挟んで手でまんべんなく押すと水がきれいにきれます。但し、感光紙が厚い場合はあまり気にしなくてもよいのですが、紙が薄い場合は新聞紙で挟むときに折れ目が付く可能性が高いので慎重に行った方がよいでしょう。新聞で挟んだ後に、平坦な場所に新聞紙を引いて、その上で自然乾燥させます。我が家の場合、この平坦な場所はお風呂の蓋の上になります。洗濯バサミで吊る方法もありますが、洗濯バサミの跡が残る場合がありますので注意が必要です。
ふたつ目は人工的に乾燥させる方法です。例えばドライヤーを使うわけですが、この場合、薄い紙の場合は乾燥後に感光紙の平坦化をする必要があります。比較的厚い紙の場合はそのままでもよい場合があります。時間的に余裕のない場合に使うことはやむを得ないと思いますが、できれば自然乾燥をおすすめします。
また、水洗後の画像より乾燥後は青が深くなっていきます。これは感光紙が空気に触れ、紙に定着した青色の酸化が進むためです。水洗し、乾燥させたら、酢酸やオキシドールなどに浸すとこれらが酸化剤として働くため、青色がより深くなります。
-----
本ブログは紫月燈明の独断により書かれています。あくまでも趣味の範囲でご利用ください。
お気づきの点、ご連絡いただければ幸いです。
.
---
免責事項
・本ブログを参考とした営利を目的とする行為(有料の写真教室、ワークショップ含む)は固くお断りします。
・本ブログの趣旨にそぐわないコメントや誹謗中傷を含むようなコメントなど、紫月燈明が本ブログには不適切と判断したコメントは削除させていただく場合があります。
・本ブログ情報の利用により発生したいかなる損害について、紫月燈明は一切責任を負いません。
・本ブログは予告なしに過去掲載分を含む記事の内容の変更や、更新の中断または中止を行うことがあります。
・本ブログで紹介・リンクしている他のいかなるウェブサイトや文献の内容に対して、紫月燈明は一切責任を負いません。
0 件のコメント:
コメントを投稿