2013年12月1日日曜日

Print-023 乾燥させよう

水洗後に乾燥させますが、大きく分けて二つの方法があります。

ひとつめは自然乾燥です。基本的には風通しの良いとことで放置となるわけですが、放置させる前にある程度の水を切っておく必要があります。折れ目のない古新聞で挟んで手でまんべんなく押すと水がきれいにきれます。但し、感光紙が厚い場合はあまり気にしなくてもよいのですが、紙が薄い場合は新聞紙で挟むときに折れ目が付く可能性が高いので慎重に行った方がよいでしょう。新聞で挟んだ後に、平坦な場所に新聞紙を引いて、その上で自然乾燥させます。我が家の場合、この平坦な場所はお風呂の蓋の上になります。洗濯バサミで吊る方法もありますが、洗濯バサミの跡が残る場合がありますので注意が必要です。



ふたつ目は人工的に乾燥させる方法です。例えばドライヤーを使うわけですが、この場合、薄い紙の場合は乾燥後に感光紙の平坦化をする必要があります。比較的厚い紙の場合はそのままでもよい場合があります。時間的に余裕のない場合に使うことはやむを得ないと思いますが、できれば自然乾燥をおすすめします。

また、水洗後の画像より乾燥後は青が深くなっていきます。これは感光紙が空気に触れ、紙に定着した青色の酸化が進むためです。水洗し、乾燥させたら、酢酸やオキシドールなどに浸すとこれらが酸化剤として働くため、青色がより深くなります。



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