Mrharさんの本に「Toning in vinegar」という説明がありますので早速単品でやってみました。たまたま我が家にすし酢があったのでちょっと拝借してきました。パッドに入れるとかなりどろっとしているのがわかるでしょうか。
すし酢で調色中
.
すし酢調色の例(完全乾燥後)
だいぶ色が濃くなってしまいました。すし酢に漬けすぎてしまったのでしょうか。
実はMrharさんの本には「Coffee and Vinegar」と書かれていたので、酢だけでは効果がなかったのかもしれません。うーむ、失敗です・・・
ちなみに、リファレンスの水道水の画像は、下の柿渋石鹸と同一のものです。
カメラのホワイトバランス(スマホのですけど)がかなり違うせいで、全く別物に見えてしまいます。
タンニン酸を豊富に含むモノのひとつに柿があげられるとのこと。今はシーズンではないので柿が手に入らず、代替品を探していたところ、柿渋石鹸なるものを見かけたので試してみました。石鹸なので正確には柿渋石鹸水調色になるのでしょうか。適当に水で溶いた柿渋石鹸水で調色できるか試してみました。
柿渋石鹸調色の例(完全乾燥後)
うーむ、あまり効果なし。
ちょっとトーンが上がっている感じでしょうか。
その前に、柿渋石鹸にはタンニン酸が含まれているのでしょうか???
どちらかというと、かなり、失敗の部類に入るのかもしれません。。。
タンニン酸で調色できる原理を利用して、サイアノタイププリントの感光紙でタンニン酸チェッカーなるものが作れないのでしょうかね??
参考文献
Malin Fabbli and Gary Fabbli 「Blueprint to cyanotypes」 alternativephotography.com 2006
Peter Mrhar 「Cyanotype Historical and Alternative Photography」 2013
タンニン酸 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3
-----
本ブログは紫月燈明の独断により書かれています。あくまでも趣味の範囲でご利用ください。
お気づきの点、ご連絡いただければ幸いです。
.
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免責事項
・本ブログを参考とした営利を目的とする行為(有料の写真教室、ワークショップ含む)は固くお断りします。
・本ブログの趣旨にそぐわないコメントや誹謗中傷を含むようなコメントなど、紫月燈明が本ブログには不適切と判断したコメントは削除させていただく場合があります。
・本ブログ情報の利用により発生したいかなる損害について、紫月燈明は一切責任を負いません。
・本ブログは予告なしに過去掲載分を含む記事の内容の変更や、更新の中断または中止を行うことがあります。
・本ブログで紹介・リンクしている他のいかなるウェブサイトや文献の内容に対して、紫月燈明は一切責任を負いません。
2015年2月27日金曜日
2015年2月26日木曜日
Print-043 サイアノタイププリントの色を変えてみよう(4)
前回ポリフェノールが広義のタンニン酸であると書きました。詳しい説明は参考文献に譲るとして、ポリフェノールと言えば赤ワインでは?と勝手に思い、早速試してみました。
赤ワインで調色中
赤ワイン調色の例(完全乾燥後)
だいぶコントラストがない、眠たい画像になりました。もしかしたら、赤ワインに浸していた時間が長すぎたのかもしれませんが、黒が沈んでいる感じです。
もしかしたら、ワインの種類によってポリフェノール濃度が異なるため、調色の結果が異なる場合もあるかもしれませんし、赤ワインのこの品種は調色に適しているというのが見つかる可能性も否定できませんが、臭いやコストの関係でこれ以上は深追いしないことにします。お酒が苦手な人にはかなりつらい作業となりますね。好きな人は色々なワインを試してみてくださいね。
続いて、冷蔵庫にあったオレンジジュースも試してみました。主な成分はオレンジなわけですが、いわゆるすっぱい味なので、酸が多いのではと思い調べてみたところ、Wikipediaによると、「主成分として4-6%のショ糖と0.7-1.2%のクエン酸」とのことで、調色としての効果はあまり期待できないのではないかと勝手に想像しながら、実験してみました。
オレンジジュースで調色中
オレンジジュース調色の例(完全乾燥後)
クエン酸鉄アンモニウムにクエン酸ではあまり劇的な変化は望めないでしょうか。気持ち黒が沈んでいるようにもみえますね。赤ワインに近い結果のように見えます。
なかなかうまくいきませんねー。
参考文献
2013 Malin Fabbli and Gary Fabbli 「Blueprint to cyanotypes」 alternativephotography.com 2006 Peter Mrhar 「Cyanotype Historical and Alternative Photography」 2013
オレンジ Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8
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・本ブログは予告なしに過去掲載分を含む記事の内容の変更や、更新の中断または中止を行うことがあります。
・本ブログで紹介・リンクしている他のいかなるウェブサイトや文献の内容に対して、紫月燈明は一切責任を負いません。
赤ワインで調色中
赤ワイン調色の例(完全乾燥後)
だいぶコントラストがない、眠たい画像になりました。もしかしたら、赤ワインに浸していた時間が長すぎたのかもしれませんが、黒が沈んでいる感じです。
もしかしたら、ワインの種類によってポリフェノール濃度が異なるため、調色の結果が異なる場合もあるかもしれませんし、赤ワインのこの品種は調色に適しているというのが見つかる可能性も否定できませんが、臭いやコストの関係でこれ以上は深追いしないことにします。お酒が苦手な人にはかなりつらい作業となりますね。好きな人は色々なワインを試してみてくださいね。
続いて、冷蔵庫にあったオレンジジュースも試してみました。主な成分はオレンジなわけですが、いわゆるすっぱい味なので、酸が多いのではと思い調べてみたところ、Wikipediaによると、「主成分として4-6%のショ糖と0.7-1.2%のクエン酸」とのことで、調色としての効果はあまり期待できないのではないかと勝手に想像しながら、実験してみました。
オレンジジュースで調色中
オレンジジュース調色の例(完全乾燥後)
クエン酸鉄アンモニウムにクエン酸ではあまり劇的な変化は望めないでしょうか。気持ち黒が沈んでいるようにもみえますね。赤ワインに近い結果のように見えます。
なかなかうまくいきませんねー。
参考文献
2013 Malin Fabbli and Gary Fabbli 「Blueprint to cyanotypes」 alternativephotography.com 2006 Peter Mrhar 「Cyanotype Historical and Alternative Photography」 2013
オレンジ Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8
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2015年2月24日火曜日
Print-042 サイアノタイププリントの色を変えてみよう(3)
FabbliさんとMrharさんの本のどちらにもコーヒーでの調色が掲載されていたので、たまたま自宅にあったコーヒーで試してみました。
こちらも、水洗の代わりにコーヒーで洗い、像の調子を見ながら引き揚げました。
コーヒーは、たぶん普通の人が飲む濃さと同じくらいと思います。
(私は普段コーヒーを飲まないので濃さがわかりません・・・)
コーヒー調色中
感光紙をパッドに入れて、コーヒー注入、紙を揺らしながら待つことしばし。
コーヒー調色の例(完全乾燥後)
番茶や緑茶に近い色合いなりましたが、それらよりやや青色に近いようです。
また、写真では全く伝わりませんが、現場には臭いというファクターが存在します。コーヒーの香りが好きな方はよいですが、苦手な方には作業中はかなり苦痛が伴います。(私のことです。。)
また、調色で最もよく紹介されているのが紅茶です。たまたま自宅にあったティーパックをちょっと多めにいれ、濃い目に作って、今まで同様、水洗の代わりに紅茶を使ってみました。
紅茶調色の例(完全乾燥後)
こちらもお茶やコーヒーに近い色合いになりました。
一説によると、高級な紅茶よりは、安価な紅茶の方がタンニン酸が多いらしいですが、高級な紅茶はもったいなくて使えませんね。。。
ルイボスティーには広義のタンニン酸であるポリフェノールが多いとのことで、もしかしたら新たな調色ができるかもしれませんが、別な機会にとっておきます。
今回も入手性が容易で、安価で、かつ安全なコーヒーと紅茶でサイアノタイププリントの調色ができることがわかりました。いずれも手軽に調色できる材料であるといえます。
参考文献
2013 Malin Fabbli and Gary Fabbli 「Blueprint to cyanotypes」 alternativephotography.com 2006 Peter Mrhar 「Cyanotype Historical and Alternative Photography」 2013
タンニン酸 Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3
富士化学工業 タンニン酸
http://www.fujichem.co.jp/catalog/tannic_acid.pdf
タンニン酸とは何か
http://www2.odn.ne.jp/had26900/constituents/what_is_tannin.htm
.
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こちらも、水洗の代わりにコーヒーで洗い、像の調子を見ながら引き揚げました。
コーヒーは、たぶん普通の人が飲む濃さと同じくらいと思います。
(私は普段コーヒーを飲まないので濃さがわかりません・・・)
コーヒー調色中
感光紙をパッドに入れて、コーヒー注入、紙を揺らしながら待つことしばし。
コーヒー調色の例(完全乾燥後)
番茶や緑茶に近い色合いなりましたが、それらよりやや青色に近いようです。
また、写真では全く伝わりませんが、現場には臭いというファクターが存在します。コーヒーの香りが好きな方はよいですが、苦手な方には作業中はかなり苦痛が伴います。(私のことです。。)
また、調色で最もよく紹介されているのが紅茶です。たまたま自宅にあったティーパックをちょっと多めにいれ、濃い目に作って、今まで同様、水洗の代わりに紅茶を使ってみました。
紅茶調色の例(完全乾燥後)
こちらもお茶やコーヒーに近い色合いになりました。
一説によると、高級な紅茶よりは、安価な紅茶の方がタンニン酸が多いらしいですが、高級な紅茶はもったいなくて使えませんね。。。
ルイボスティーには広義のタンニン酸であるポリフェノールが多いとのことで、もしかしたら新たな調色ができるかもしれませんが、別な機会にとっておきます。
今回も入手性が容易で、安価で、かつ安全なコーヒーと紅茶でサイアノタイププリントの調色ができることがわかりました。いずれも手軽に調色できる材料であるといえます。
参考文献
2013 Malin Fabbli and Gary Fabbli 「Blueprint to cyanotypes」 alternativephotography.com 2006 Peter Mrhar 「Cyanotype Historical and Alternative Photography」 2013
タンニン酸 Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3
富士化学工業 タンニン酸
http://www.fujichem.co.jp/catalog/tannic_acid.pdf
タンニン酸とは何か
http://www2.odn.ne.jp/had26900/constituents/what_is_tannin.htm
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2015年2月23日月曜日
Print-041 サイアノタイププリントの色を変えてみよう(2)
調色にはタンニン酸が必要と参考文献には書かれていましたので、タンニン酸が入って
いそうなものを調べてみたところ、身近なところでお茶がありました。たまたま手元に緑茶と
番茶がありましたので試してみました。
比較対象として、水道水で水洗した結果を並べておきます。下の水道水のプリントはどちらも同じものですが、カメラのホワイトバランスが若干ずれているせいで、ちょっとだけ色味が違って見えます。
露光時間、露光条件は水道水、緑茶、番茶とも全て同じです。比較対象の色がずれているので、
絶対的な比較は難しいかもしれませんが、相対的にこのくらい違うということと、調色の傾向は
わかるのではないかと思います。
手順
①通常通り露光させる。
②緑茶を作る。気持ち濃いめに作ってみました。
③番茶を作る。気持ち濃いめに作ってみました。
④水洗する代わりに、緑茶、または番茶をパッドに入れ感光紙を浸し、感光液を洗い流す。
⑤様子を見ながらパッドにしばらく放置する。
放置時間はお茶の濃さやその他条件によって異なる可能性があるので、
絶対時間は記載しないこととします。
⑥適当なところでパッドより取り出し、自然乾燥する。
緑茶の例(完全乾燥後)
緑茶に浸した直後は青いままだったのですが、時間がたつにつれて青が深くなっていき、
最終的には深い藍色になりました。ここで使った緑茶は、直売所で缶につめ放題、しかも
破格値で購入した普通のお茶っ葉です。この緑茶は煎茶に分類されるのでしょうかね。
番茶の例(完全乾燥後)
実は番茶から取り上げた直後はかなり赤味がかかっており、あずき色っぽい感じで、
できあがりを楽しみにしていたのですが、乾燥したら緑茶よりも濃い藍色になってしまい
ました。
濃い藍色はそれでよいのですが、あずき色が維持できなかったのがちょっと残念。
もしかしたら、番茶+何かであずき色が実現できるのかもしれません。
緑茶と比較すると、コントラストがあるような気もしますが、諸条件が異なる可能性もあり、
断言するには至りません。結果的にこうなりました、という程度でしょうか。
実は番茶はお茶の中で最もタンニン酸が多いとされています。深い藍色が出来上がった
のはタンニン酸のおかげでしょうか。
番茶、緑茶とも入手性は容易で基本的に安価であること、そして何より安全であることから、
専用の入れ物を用意する必要もなく、手軽に試すことができる調色の一つではないかと
思います。また、日本茶であれば、日本独自の素材を使った手法と言えるかもしれません。
我が家の食器棚には烏龍茶、ほうじ茶、菊花茶、プーアル茶などが眠っています。
お茶の種類で差が出るとしたら、どんな感じになるのでしょうか。今回は試していませんが、
別途実験してみたいと思います。
参考文献
2013 Malin Fabbli and Gary Fabbli 「Blueprint to cyanotypes」 alternativephotography.com 2006 Peter Mrhar 「Cyanotype Historical and Alternative Photography」 2013
タンニン酸 Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3
富士化学工業 タンニン酸
http://www.fujichem.co.jp/catalog/tannic_acid.pdf
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いそうなものを調べてみたところ、身近なところでお茶がありました。たまたま手元に緑茶と
番茶がありましたので試してみました。
比較対象として、水道水で水洗した結果を並べておきます。下の水道水のプリントはどちらも同じものですが、カメラのホワイトバランスが若干ずれているせいで、ちょっとだけ色味が違って見えます。
露光時間、露光条件は水道水、緑茶、番茶とも全て同じです。比較対象の色がずれているので、
絶対的な比較は難しいかもしれませんが、相対的にこのくらい違うということと、調色の傾向は
わかるのではないかと思います。
手順
①通常通り露光させる。
②緑茶を作る。気持ち濃いめに作ってみました。
③番茶を作る。気持ち濃いめに作ってみました。
④水洗する代わりに、緑茶、または番茶をパッドに入れ感光紙を浸し、感光液を洗い流す。
⑤様子を見ながらパッドにしばらく放置する。
放置時間はお茶の濃さやその他条件によって異なる可能性があるので、
絶対時間は記載しないこととします。
⑥適当なところでパッドより取り出し、自然乾燥する。
緑茶の例(完全乾燥後)
緑茶に浸した直後は青いままだったのですが、時間がたつにつれて青が深くなっていき、
最終的には深い藍色になりました。ここで使った緑茶は、直売所で缶につめ放題、しかも
破格値で購入した普通のお茶っ葉です。この緑茶は煎茶に分類されるのでしょうかね。
番茶の例(完全乾燥後)
実は番茶から取り上げた直後はかなり赤味がかかっており、あずき色っぽい感じで、
できあがりを楽しみにしていたのですが、乾燥したら緑茶よりも濃い藍色になってしまい
ました。
濃い藍色はそれでよいのですが、あずき色が維持できなかったのがちょっと残念。
もしかしたら、番茶+何かであずき色が実現できるのかもしれません。
緑茶と比較すると、コントラストがあるような気もしますが、諸条件が異なる可能性もあり、
断言するには至りません。結果的にこうなりました、という程度でしょうか。
実は番茶はお茶の中で最もタンニン酸が多いとされています。深い藍色が出来上がった
のはタンニン酸のおかげでしょうか。
番茶、緑茶とも入手性は容易で基本的に安価であること、そして何より安全であることから、
専用の入れ物を用意する必要もなく、手軽に試すことができる調色の一つではないかと
思います。また、日本茶であれば、日本独自の素材を使った手法と言えるかもしれません。
我が家の食器棚には烏龍茶、ほうじ茶、菊花茶、プーアル茶などが眠っています。
お茶の種類で差が出るとしたら、どんな感じになるのでしょうか。今回は試していませんが、
別途実験してみたいと思います。
参考文献
2013 Malin Fabbli and Gary Fabbli 「Blueprint to cyanotypes」 alternativephotography.com 2006 Peter Mrhar 「Cyanotype Historical and Alternative Photography」 2013
タンニン酸 Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3
富士化学工業 タンニン酸
http://www.fujichem.co.jp/catalog/tannic_acid.pdf
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2015年2月22日日曜日
Print-040 サイアノタイププリントの色を変えてみよう(1)
一般的にサイアノタイププリントはきれいな青色もしくは紺青色に仕上がるわけですが、ちょっと手を加えるだけでその色味を変えることができます。ここではその方法のひとつである調色(トーニング)について述べていきます。
古い教科書には薬品を使った手法が書かれているのですが、入手性やコスト、安全性などに問題がある場合が多く、家庭で簡単に試してみるにはハードルが高いように思います。しかし、2000年代以降の本には我々が日常生活で使っているものを使った調色が紹介されています。特にMrharさんの本には多数の手法が紹介されているますので、これを参考にしながら実験的に紹介していこうと思います。
調色を行うにあたり大切なものはどれで調色を行うかです。基本的にはタンニン酸(シュウ酸で調色している事例もある)との化学変化を利用するわけですが、我々の身近(我が家)にあるものでタンニン酸が含まれているモノとMrharさんの本に紹介されていたモノを集めてみました。
①水道水(リファレンスとして)
②緑茶
商品が特定できませんでしたので写真なし。普通の安価な緑茶(たぶん煎茶)でした。
③番茶
④紅茶
⑤コーヒー
⑥赤ワイン
⑦オレンジジュース
⑧すし酢
⑨柿渋石鹸(を溶かした水)
⑩ウィスキーオークチップ(の煮汁)
⑪ホワイトオークチップ(の煮汁)
今回使った紙はホワイトワトソン紙190g(葉書サイズ)です。
次回以降に実験の結果を書いていきます。
他にも効果があるアイテムご存じの方いらっしゃいましたら、ご教授いただければ幸いです。
---
参考文献
荒井宏子「手作り写真への手引き」写真工業出版社 1994
Malin Fabbli and Gary Fabbli 「Blueprint to cyanotypes」 alternativephotography.com 2006
Peter Mrhar 「Cyanotype Historical and Alternative Photography」 2013
タンニン酸
古い教科書には薬品を使った手法が書かれているのですが、入手性やコスト、安全性などに問題がある場合が多く、家庭で簡単に試してみるにはハードルが高いように思います。しかし、2000年代以降の本には我々が日常生活で使っているものを使った調色が紹介されています。特にMrharさんの本には多数の手法が紹介されているますので、これを参考にしながら実験的に紹介していこうと思います。
調色を行うにあたり大切なものはどれで調色を行うかです。基本的にはタンニン酸(シュウ酸で調色している事例もある)との化学変化を利用するわけですが、我々の身近(我が家)にあるものでタンニン酸が含まれているモノとMrharさんの本に紹介されていたモノを集めてみました。
①水道水(リファレンスとして)
②緑茶
商品が特定できませんでしたので写真なし。普通の安価な緑茶(たぶん煎茶)でした。
③番茶
④紅茶
⑤コーヒー
⑥赤ワイン
⑦オレンジジュース
⑧すし酢
⑨柿渋石鹸(を溶かした水)
⑩ウィスキーオークチップ(の煮汁)
⑪ホワイトオークチップ(の煮汁)
今回使った紙はホワイトワトソン紙190g(葉書サイズ)です。
次回以降に実験の結果を書いていきます。
他にも効果があるアイテムご存じの方いらっしゃいましたら、ご教授いただければ幸いです。
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参考文献
荒井宏子「手作り写真への手引き」写真工業出版社 1994
Malin Fabbli and Gary Fabbli 「Blueprint to cyanotypes」 alternativephotography.com 2006
Peter Mrhar 「Cyanotype Historical and Alternative Photography」 2013
タンニン酸
Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3
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本ブログは紫月燈明の独断により書かれています。あくまでも趣味の範囲でご利用ください。
お気づきの点、ご連絡いただければ幸いです。
.
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免責事項
・本ブログを参考とした営利を目的とする行為(有料の写真教室、ワークショップ含む)は固くお断りします。
・本ブログの趣旨にそぐわないコメントや誹謗中傷を含むようなコメントなど、紫月燈明が本ブログには不適切と判断したコメントは削除させていただく場合があります。
・本ブログ情報の利用により発生したいかなる損害について、紫月燈明は一切責任を負いません。
・本ブログは予告なしに過去掲載分を含む記事の内容の変更や、更新の中断または中止を行うことがあります。
・本ブログで紹介・リンクしている他のいかなるウェブサイトや文献の内容に対して、紫月燈明は一切責任を負いません。
-----
本ブログは紫月燈明の独断により書かれています。あくまでも趣味の範囲でご利用ください。
お気づきの点、ご連絡いただければ幸いです。
.
---
免責事項
・本ブログを参考とした営利を目的とする行為(有料の写真教室、ワークショップ含む)は固くお断りします。
・本ブログの趣旨にそぐわないコメントや誹謗中傷を含むようなコメントなど、紫月燈明が本ブログには不適切と判断したコメントは削除させていただく場合があります。
・本ブログ情報の利用により発生したいかなる損害について、紫月燈明は一切責任を負いません。
・本ブログは予告なしに過去掲載分を含む記事の内容の変更や、更新の中断または中止を行うことがあります。
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