始める前に以下のものを準備しましょう。
・紙(Print-012)
・刷毛、スポンジなど
・テンプレート(自作)
・新聞紙
まず、感光紙を作る前に作業場の下に新聞紙を敷き、その上で作業するようにしましょう。
そして、この工程から、太陽光や蛍光灯が直接当たるような環境は避け、電球下で作業をするようにしましょう。
感光液を感光紙に塗るために、刷毛やスポンジなどを使います。毛が堅いもの、柔らかいものなど様々なタイプのものがあります。いろいろ試してみて、使いやすいもの、自分の作風に合うものを見つけましょう。刷毛目の違いにより、作風がだいぶ変わってきます。
刷毛の例(個人的には固めの毛が好み)
慣れないうちはテンプレートを使って感光液を塗ったほうがよいでしょう。ここでいうテンプレートとはネガの画像サイズのみをくりぬいた枠です。紙でもミューズボードでも何でもよいのですが、外形を使用する紙と同じ大きさにすると、毎回同じ場所に感光液を塗ることが出来るようになり、作品が安定してきます。紙の大きさやネガの大きさが変わると、新たなテンプレートを作り直す必要があります。慣れてくると、テンプレートなくても塗ることができるようになります。あわせて刷毛目を大胆にすることによって、作風に個性が現れてきます。テンプレートを使って塗った後に、テンプレートを取り除いて、刷毛目だけを入れる目的で塗ることもできます。
テンプレートの例。
実際に感光液を塗ったばかりの紙は、塗ったところが黄色になっています。刷毛目ついていることもわかりますね。この紙は光(紫外線)にあたると感光してしまうため、極力光に当てないようにします。そして、完全に乾燥させます。自然乾燥で十分ですが、急ぎの場合はドライヤーを使うこともできます。
作成した感光紙の例
この時に、紙の切れ端や短冊状に切った紙に感光液を塗っておくと、テストピースとして使うことが出来ます。露光時の条件出し時はテストピースを使って、条件が決まったら、所望の大きさの紙を
使うようにすると、感光紙と感光液の無駄を最小限にすることができます。
次回は露光させるために必要なものを準備してみましょう。
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紫月燈明 さんのように、スポンジで感光液を塗ると紙の表面が傷まないかもしれませんね。参考にさせて頂きます!
返信削除akikoさん、こんにちは。
削除スポンジは刷毛目がもこもこになりがちですが、直線がきっちりつくれますので、もしお手持ちなら試してみてくださいね。