テストプリントは大きな紙を使う必要はありません。一枚の紙を短冊状に切り、その紙で感光紙を作り、まずは露光時間を例えば5分と決めて露光してみましょう。それで像が薄ければ時間を長く、濃ければ時間を短くします。これを繰り返して適切な露光時間が見いだせたら、大きな紙に露光してみましょう。
露光の際には感光紙とネガが密着するようにクリップを用いるとよいでしょう。この時クリップが感光液を塗ったところに被らないように位置を調整する必要があります。
Print-009でも説明しましたが、紙のダイナミックレンジを把握するためのテストプリントを行っていれば、その黒と白を合わせるためにはどれだけの露光時間が必要なのかがわかっているはずですので、そちらも参考にするとよいでしょう。
露光時間が短い例(水洗後)
露光時間が長い例(水洗後)
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