2013年11月26日火曜日

Print-020 サイアノタイププリントを露光しよう

ここでは、テストプリントで最適と思われる露光時間が見いだせているということを前提とします。

基本的には一定時間光を当てるだけなのですが、ここにいくつかの落とし穴があります。

太陽光で露光させる場合
・朝や夕方は明るさが変わってしまいます。一枚目と二枚目が違う結果になることもあります。
・比較的安定しているのが昼間です。
・晴天、曇天の場合はさらに光が安定しています。しかし、多くの雲が流れている場合、日なた
 と日陰で光量が大きく異なるため、安定した露光を行うことは難しいといえます。



人工灯で露光させる場合
・紫外線が外に漏れないような仕組みがあったほうがよいでしょう。カーテンつけるとか。
・ケミカルランプ1本で露光させる場合、葉書くらいの小さい紙の場合はそんなに問題ないかも
 しれませんが、A4程度では紙全体に均一に光を当てるのが難しくなります。複数点灯させた
 方がよいと思います。
・均一にするために拡散板を用いることもできますが、UVカットする拡散板は全く使えませんし、
 拡散板による光量の低下は否めません。
・球切れには常に気を使いましょう。複数の蛍光管がついていてもうち一本が切れていることに
 なかなか気が付かない場合があります。



露光時間が適切な場合、露光後はちょっとかぶった感じになります。これを水洗すると、きれいなプリントになります。


次は水洗です。


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2 件のコメント:

  1. 太陽光だとすぐプリントできますね。そのぶん紫外線が強いんだなあと感じます。
    夏場はフィルムが熱くなりました!さすがに溶けませんでしたが、やはりフィルムをプリントする場合は蛍光灯が安心ですし、安定しますねー。

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    1. akikoさん、こんにちは。
      蛍光灯は安定していますが、たまに切れるので油断ならずです・・・

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